ISBN:4062582910 単行本(ソフトカバー) 中沢 新一 講談社 2004/02/11 ¥1,785
なにかに区切りがつくときというのは、達成感とともに一抹の寂しさが湧いてくるものだ。全5冊にわたるシリーズの完結ともなれば、なおさらだろう。「超越的なもの」をめぐる人類の思索史カイエ・ソバージュ。その最終巻である本書では、これまで重ねてきた考察を踏まえ、来たるべき時代の思想を模索する。 かつて世界は人間と動物、個…

以上は、レビューについていた説明。

このシステムになって こういうものがついたのは初めてなので、ちょっとビックリ。

対称性の論理とは、「時間とは一定の方向に流れていて、私は私であり貴方ではないという」対称の形至上学的な立場とは一線を画すものであり、対称的な認識を保ちながら「私は私でもあるが、貴方でもある(・・・簡単に説明すると、私も貴方もインターネットでこのページを同じように読むことができる。『このページを読む人』としては同じって、感じかな?・・・)」という認識をも同時(という書き方は、対称性の立場からすれば異論があるやも知れないけれど)に持つということである。

これは、プロセス ワークでいうところの極在性・極在性という言葉ととても似通っているように思われ(意味としては対称性≒非極在性であり、非対称性≒極在性であるのでややこしいのですが)、大変興味深く読みました。

仏教を中心に神話・旧石器考古学などからも叡智を得て発展したこの対称性の理論が、今後どのようにして実践として活躍するか、大きな期待を持っています。(^_^)

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