君に伝えたい気持ちはたくさんあるのに
言葉は 夜をすべり ただ 流れていく

口にした途端 言葉はウソになる
僕自身を あざ笑うかのように

僕の鼓動を宿して 言葉は生まれない
唇はいつでも 持て余す

今あるこのセイを

過去を載せた辞書を開いて
懺悔を繰り返すばかり

記憶はウソをつく

失われた過去を 染めあげる
朱色の 色眼鏡

流れる言葉よりも 鼓動を
慟哭さえ色あせる

この胸は 鼓動を紡ぐ
僕が生きる その証を

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